子供が欲しい。そう思わない女性がいることも理解しておりますし、その決断や信念も否定するつもりはありません。
ですがやはり多数の女性が一度は「子供を産みたい」と自然に考えるのではないでしょうか。なのにはまだまだ少子化。なぜでしょう。一緒に考えてくださる方が一人でも増えれば嬉しいです。
お父さんお母さんになる前に
妊婦検診には大分補助がつき、出産手当金もそのまま産院に振り込まれることができるようになり、子供の医療費の助成もだいぶ手厚くなってきました。有り難いことです。
「案ずるより産むが安し」昔からよく聞く言葉です。その通り産むまでには案ずるのです。
今の給与で大丈夫なのかしら。今産休とったらキャリアがなくなってしまうのではないのかしら。たくさん悩みます。
一つ一つ考え、それでも子供が欲しいと決意する人は多いです。
しかし希望してすぐ授かる奇跡はなかなかおこりません。そして検査の結果不妊が判明。今では男性不妊も増えています。
治療をすれば希望がある人もたくさんいます。ですが、不妊治療には保険は効きません。
身体的にも精神的にも大きな負担がかかる上に金銭面でも助けがなく、諦めるご夫婦も多いのが現状です。
子供を産みたい。育てたい。そう心から願っていても叶わないことが多いのです。
少子化対策、妊婦や生まれてきた子供に対することももちろん大切ですが、これから母になるかもしれない人たちへの対策が今一番必要なことだと感じます。
第一歩を踏み出そう
先ほども少し触れましたが、子供を育てるのには大きな責任がのしかかります。金銭面での不安から妊娠を躊躇する人が何より多いのではないでしょうか。
私自身は若い頃に勢いもあり1人出産致しました。子どもが大きくなり手もかからなくなったので二人目を願いましたが治療が必要と診断がでました。
治療にお金をかけ、高齢出産をして大丈夫だろうか。一人目の子の学費もこれからどんどんかかる。そう考えると本格的な治療は難しいとあきらめざるを得ません。
選挙の際のマニフェスト目を通しますが、どの政党も少子化対策を打ち出しています。ですが扱いは小さく内容は不安を払拭するほどのものではないのが私の感覚です。なぜなのでしょうか?
議員に女性が少ないからと考えがちですが、女性は少なくとも男性議員だって父親は多いです。奥様の声を参考に政策つくることもできるはずです。ですがなされていない。
それは、子供をこれからもつべき年代の人が選挙に行かないからではないでしょうか?
政治家は当選しなければ無職になってしまいます。当選するためには票をとらなければなりません。
若い世代の投票率はとても低いです。逆に高齢者の投票率はとても高いです。少子化対策より高齢化社会対策に重きをおいたマニフェストを打ち出すのはあたりまえではないでしょうか。
いつか子どもが欲しいなと思ったら選挙に行くべきだと思います。何も変わらないからと今の現状だけで判断するのはもったいないです。選挙に行くこと。まずそれが国を自治体を動かす第一歩ですから。
あなたの気持ち聞かせてほしい
政党や政治家のホームページ見たことあるかたどれくらいいるでしょうか? ネットを使いこなせるのは子供が欲しいと思っている世代、子育てを頑張っている世代が一番多いのではないでしょうか。
ツイッターなどで日頃の不満や「こうなってくれたらいいのに」ということを呟いたことはありませんか?
政党や政治家のホームページには必ずご意見はこちらからという連絡先があります。日々の困っていることや要望書き込んでみるのはいかがでしょうか。些細なことだし、どうせ変わらないしと思い込んではいませんか?
政治家の方々はやはり裕福な方が多いです。生活環境も私たちとは違うと思います。だからこそ日常で感じたちょっとしたことを届けることが大切なんです。
わかってもらえないではなくてわかってもらう。始めから諦めていることは悲しいことです。
選挙に行くこと。ホームページを閲覧し、思いついたことがあればその声を届ける。未来を支える子ども達のために私たちが今できることすべきことではないでしょうか。
愛するわが子のために愛する孫のために、いつか出会う愛する赤ちゃんのために。初めの一歩は誰もがちいさなものです。そこからヨチヨチと歩き出し走り出せる今があるのです。いつか誰もが安心して暮らせる世の中になるように。私達こそ今小さな一歩を踏み出すべきだと思います。