京都3区、北海道5区の衆院補欠選挙。候補者のネット活用を比較!

2016年4月、2つの衆議院補欠選挙が行われています。宮崎謙介前衆院議員(元自民党)が辞職した京都3区と、亡くなった町村信孝前衆院議長の北海道5区で、4月24日に投開票が行われます。夏の参院選を控え、注目を集める補欠選挙ですが、候補者は有権者に対してどのように情報発信をしているのでしょうか? インターネットを使った選挙運動を見ていきたいと思います。

なお、今回の特集執筆にあたり、各候補者に対し、有権者に伝えたいメッセージや政策を掲載する旨をインターネットを使って連絡しました(※)。4月16日現在、回答をいただいた候補者のメッセージは掲載しています。

公職選挙法において、インターネットを利用した選挙活動を行なう場合、候補者に連絡のつく連絡先(メールアドレスやお問い合わせフォーム等)の記載が求められています。政くらべ編集部では、ホームページ等にメールアドレスが記載されている候補に関しては、メールを送信、facebookページのメッセージ、ブログのコメント送信、twitterのアカウントに対するツイートなど複数の手段を用いて連絡を試みております。京都3区に立候補している郡昭浩氏については、インターネットでの連絡手段がなかったため、連絡を送ることができませんでした。

京都3区

宮崎元議員が辞職した京都3区では、自民党が候補者擁立を見送りました。各候補は無党派層の取り込みはもちろん、自民党支持層の取り込みが重要となります。

森なつえ

森なつえ

もりなつえ

  • 所属政党:おおさか維新の会
  • 性別:女性
  • 生年月日:1981年7月2日

森なつえ氏のページ

森なつえ氏は、ホームページ、twitter、facebookページのネット媒体を使っています。
ホームページでは、プロフィール・政策理念がわかるほか、活動報告を掲載しています。twitter、facebookページは主にスタッフによる投稿で、応援メッセージの動画を配信しています。所属政党がバックアップし、ニコ生、ツイキャスなど動画サービスを活用したネット選挙運動を展開しています。

森なつえ氏からのメッセージ

財源をどう作るか

政策の実行には、財源が必要です。その財源をどう作るか、そこに政党や政治家の本質が表れます。国民への増税や行政サービス削減か、それとも、議員や公務員の数と給料の削減か。

身を切る改革と公務員の数・人件費削減

我が党の考え方では、まず議員自身が、自らの定数や報酬等を削減する「身を切る改革」を行うべきです。これにより国民の皆様の信頼をいただいたうえで、公務員の数と人件費を削減し、天下りや外郭団体へのムダな支出も切るべきです。

生み出した財源を必要なところに投入

こうして生み出した財源を、教育、医療、福祉等今一番必要なところに投入します。特に教育では、待機児童問題解消のため、保育を含めた幼児教育を無償化します。また、教育と就労の機会均等のため、高校・大学の授業料も無償化します。

言葉だけでなく、本当に実行する

おおさか維新の会は、以上の改革を、大阪で本当に実行しました。大阪府議会の議員定数を2 割、議員報酬を3 割削減し、府・市の公務員給与、天下り、外郭団体数を大幅に削減しました。これらの改革で生まれた財源を、大阪府の私立高校授業料無償化や、大阪市の塾代バウチャー等にあてています。
民主党政権は、公務員労組から支えられているので公務員改革を行わず、財源を作らず、子ども手当の実現等の国民との約束を平気で破りました。私は、おおさか維新の会の公認候補として、言ったことは必ず実行します。

泉ケンタ

泉健太

いずみけんた

  • 所属政党:民進党
  • 性別:男性
  • 生年月日:1974年7月29日

泉健太氏のページ

泉健太氏は、ホームページ、twitter、facebookページ、Google+のネット媒体を使っています。
ホームページはランディングページスタイルで、選挙用に1枚のページを作成し、プロフィールや政策、個人演説会の案内などを掲載、詳細は下層ページで紹介するという構造です。facebookページは「泉ケンタ事務所」として事務所スタッフが更新しています。twitterでは、街頭演説のスケジュールと街頭演説の動画を掲載しています。

泉健太氏からのメッセージ

国会論戦が最も緊迫する、それがこの二~三月の予算委員会です。しかし今年は様子が変わりました。この緊迫した時期に、大臣の問題発言や辞任、そしてここ京都三区の与党国会議員が不祥事で辞職となる異常な事態が起きたのです。
地元から多くの失望・落胆の声があがっています。この事態に私は、党派を超えて真剣に向き合わねばならぬと考えています。政治は決してあのようなものでないと示していかねばなりません。

私は初当選から今日までの五期十三年間、微力ではありますが、信頼を大切に、皆様の声を政策に取り入れることに全力を尽くしてまいりました。各党の国会議員や各省庁の官僚と厚い信頼関係を築き、自らが与党議員であっても野党議員であっても多くの仕事ができる環境を築いてまいりました。また地元の市長・町長とも連携し仕事をしてまいりました。これからもただひたすらに、それらの資源を活かし、着実な政治を進めてまいる決意です。

  • ◆家計の実質賃金や可処分所得・消費を伸ばす政策への転換。
  • ◆原発依存を減らす省エネ・新エネの促進。
  • ◆他国への武力介入より国内防衛体制の整備。
  • ◆老朽インフラの更新。
  • ◆安心できる介護・医療制度の構築。
  • ◆子育て支援への大胆な投資と制度拡充。

これらが日本の平和と安定の基礎となります。


小野ゆきこ

おのゆきこ

  • 所属政党:日本のこころを大切にする党
  • 性別:女性
  • 生年月日:1978年12月3日

小野ゆきこ氏のページ

小野ゆきこ氏は、ブログ、twitterのネット媒体を使っています。
ブログは1日おきの更新で、1日に複数回更新することもあります。titterは街頭演の写真掲載などがメインです。twitterの立ち上げは3月23日、ブログは3月29日に立ち上げており、今回の選挙用であることがうかがえます。


田淵正文

たぶちまさふみ

  • 所属政党:無所属
  • 性別:男性

田淵正文氏のページ

田淵正文氏は、ブログ、twitterのネット媒体を使っています。
ブログは10年以上前から使っています。これまでは政治家としてではなく、医師として使っていたようです。出馬表明後は更新頻度が上がっており、政策なども掲載していますが、毎日更新というわけではありません。titterはブログの更新案内に利用しているようです。


大八木光子

おおやぎみつこ

  • 所属政党:幸福実現党
  • 性別:女性
  • 生年月日:1984年5月25日

大八木光子氏のページ

大八木光子氏は、ブログ、twitter、facebookページ、YouTubeのネット媒体を使っています。
ブログの更新頻度は高く、ほぼ毎日更新されいています。選挙期間はスタッフによる更新が多いようです。twitter、facebookページはブログの更新案内がメインで、YouTubeでは2分程度の紹介動画が1本掲載されています。


郡昭浩

こおりあきひろ

  • 所属政党:無所属
  • 性別:男性
  • 生年月日:1984年5月25日

郡昭浩氏のページ

郡昭浩氏は、媒体を使っていません。


北海道5区

故町村信孝氏の死去に伴う補欠選挙となった、北海道5区は、町村氏の娘婿、和田よしあき氏(自民)と無所属の池田まき氏の2名が出馬。与党対野党の一騎打ちの構図となり、選挙の結果が衆参ダブル選挙を行なうかどうかの判断材料になると言われています。

和田よしあき

わだよしあき

  • 所属政党:自由民主党
  • 性別:男性
  • 生年月日:1971年10月10日

和田よしあき氏のページ

わだよしあき氏は、ホームページ、twitter、facebookページのネット媒体を使っています。
ホームページでは、プロフィール・政策理念がわかるほか、活動報告を掲載しています。twitterでは、街頭演説の告知を行い、facebookページではその街頭演説の動画を掲載しています。


池田まき

いけだまき

  • 所属政党:無所属
  • 性別:女性
  • 生年月日:1972年5月24日

池田まき氏のページ

池田まき氏は、ホームページ、twitter、facebookページのネット媒体を使っています。
ホームページでは、プロフィール・政策などがわかるほか、活動スケジュールを掲載しています。twitterでは、選挙運動の告知・報告をテキストベース・リンクベースで行っており、facebookページは、街頭演説の動画や写真を掲載しています。