特集:静岡県知事選挙

2017年静岡知事選挙、候補者を比較する

6月25日投開票の静岡県知事選が6月8日に告示されました。3選を目指す現職の川勝平太氏に対し、バルセロナ五輪女子柔道銀メダリストの溝口紀子氏が挑む一騎打ちの選挙となりました。

政くらべでは、各候補に事前にプロフィールや政治理念・政策などの情報提供をお願いしました。回答いただきました候補者の情報を掲載しています。投票の際の参考にしていただければ幸いです。

静岡県知事選2017の立候補者一覧

提出順に掲載。候補者の回答などにより情報量に違いがございます。

若者による静岡県知事選公開討論会実行委員会主催による「若者による静岡県知事選挙公開討論会」の動画もご参考ください。

川勝平太

川勝平太

かわかつ へいた

  • 所属・職業等:静岡県知事(現職)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1948年8月16日
  • 出身地:京都府京都市

川勝平太氏のページ

略歴

  • 昭和47年3月 早稲田大学第一政治経済学部経済学科卒業
  • 昭和50年3月 早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了
  • 昭和60年10月 オックスフォード大学博士号取得
  • 平成2年4月 早稲田大学政治経済学部教授
  • 平成10年4月 国際日本文化研究センター教授
  • 平成19年4月 学校法人静岡文化芸術大学学長
  • 平成21年7月 静岡県知事(1期目)
  • 平成25年7月 静岡県知事(2期目)

みんなで創ろう!!世界に誇れる“ふじのくに”!!

「人口減少・超高齢化」は先進国がいずれは直面する状況です。人口増加が続く米国、中国、インド、東南アジア諸国等も、遠くない将来「人口減少・超高齢化」を迎えます。

日本は既に「人口減少・超高齢化」が急速に進む「世界最先端」の国。その真ん中にある静岡県では、これまでの8年間の取り組みにより、世界文化遺産登録された富士山等、地域の資源や魅力が世界に向けて大きく花開こうしています。

「人口減少・超高齢化」に伴う課題を乗り越えた、「世界最先端」の静岡県の実現、“ふじのくに”づくりの総仕上げを、次の4年間、全力で進めます。世界最先端の静岡県、世界に誇れる“ふじのくに”を、県民の皆さん、一緒に創っていきましょう!

富国有徳の理想郷=世界に誇れる“ふじのくに”
世界が憧れる「ジャパニーズ・ドリーム」の拠点を実現!

政治理念
富国有徳=徳のある人材を育て、物心ともに豊かな社会を築き、地域主権に向けて自立の基礎を固める
目指す姿
世界最先端の課題を乗り越え、県民幸福度を最大化

  • 「生まれてよし 老いてよし」
  • 「生んでよし 育ててよし」
  • 「学んでよし 働いてよし」
  • 「住んでよし 訪れてよし」

2017➡2021へ

“ふじのくに”づくりの総仕上げ→世界への発信

「次代を担う若者たちによる県民会議」等で進められている議論を踏まえ、「人口減少・超高齢化」という世界最先端の課題を乗り越えるための中長期ビジョンと次期総合計画を策定し、“ふじのくに”づくりの総仕上げを進めます。

これまでの8年間で着実に拡大・深化した地域外交を更に進め、国内外で実践されている先端事例を世界に誇れる“ふじのくに”実現のために積極的に導入・応用します。そして、静岡県が誇る農林水産物や伝統技術、先端技術の素晴らしさと共に、世界最高レベルの防災等の静岡モデルを世界に発信します。

静岡県民の幸せのために

5つの柱 ➡ ◆命を守る ◆福祉の充実 ◆人材育成 ◆暮らしを豊かに ◆持続可能な社会づくり

・「人口減少・超高齢化」は私たちの生活様式や都市景観・まちづくりのあり方を大きく変える好機です。高度成長期に失われた自然との調和を取り戻し、心身ともに健康でゆとりある生活ができる静岡県“ふじのくに”づくりを進めます。

・グリーンインフラ、グリーンイノベーションの推進により、防潮堤整備等の既存の対策に加えた「自然や地形に合ったしなやかな防災」を進めます。人口減少に伴う空き家や空き地の増加を「ゆとり創出の好機」と捉え、緑あふれ自転車や徒歩で巡りたくなる、高齢者や障がい者にも優しい「ゆとりあるまちづくり」を進めます。

・これまでの行政中心・依存型の自治からの転換を目指し、意欲ある若者から知識・経験豊かな高齢者まで、「ひとりひとりが主役」「困った時は助け合い」「地域の課題は地域で解決」という、真の住民自治による防災やまちづくりを実現するための環境整備を進めます。

※グリーンインフラ…自然が持つ多様な機能を積極的かつ有効に活用する社会資本整備や土地利用、防災等の取り組み。
※グリーンイノベーション…低炭素社会の実現を目指す技術的試みや社会的戦略。

オール静岡で進めよう

スポーツの聖地づくりとスポーツ王国しずおかの復活

・2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは自転車競技が静岡県内で開催されます。この好機を最大限活かし、自転車通行帯や自転車専用道路の整備等、快適な走行環境づくりを進め、「サイクリストの憧れを呼ぶ聖地」を目指します。

・障がい者スポーツの普及促進とともに、パラリンピックで活躍できる障がい者アスリートの支援を強化します。また、国体上位入賞や五輪選手輩出を目標としたジュニアアスリートの発掘・育成を通じて裾野の拡大を図り、スポーツ王国しずおかの復活を目指します。

世界水準の次世代産業の展開

・医療・健康、食品、光・電子、CNFなど、本県が得意とする先端技術産業を更に伸ばし、新たな製品や事業を積極的に生み出すことで、世界と競える次世代産業の集積を進めます。

・農業分野での先端技術を活用した研究開発を進め、農産物の付加価値を高めることにより、世界への展開を強力に推し進めます。

世界に開かれた観光・通商・外交の実践

・観光、産業分野における海外需要の取り込みを通して「稼ぐ力」を向上させます。

・これまでに積み重ねてきた地域外交による良好な都市間関係を活かし、マーケティング戦略に基づく県産品のブランド力強化と販路の開拓・拡大を進め、県の観光や通商を大きく飛躍させます。

世界クラスの資源の発信

・富士山、お茶など世界に誇る地域資源の磨き上げを行うとともに、未だ多く眠る世界クラスの地域資源を発掘し、国内外に広く発信します。

・豊かな自然、歴史と調和する美しい景観など、本県が誇る「場の力」を最大限引き出し、世界から憧れられる県土づくりを目指します。

すべての子どもを大切にする社会づくり

・ひとり親家庭や生活困窮世帯の子どもへ学びの機会を提供するなど、教育を取り巻く複雑な環境に積極的に対応し、社会総がかりで子どもを育む体制を構築します。

・官民協働による外国人の子どもの日本語教育や、高校生等の海外留学への支援、少人数教育の更なる充実など、教育や子育て支援等への投資を重点的に行ないます。

ワークライフバランスの推進

・“ふじのくに”「働き方改革」を実現することで、県民一人ひとりがやりがいと充実感を持って働くことができる職場づくりを促進します。

・官民協働でワークライフバランスを推進するとともに、それに必要な人材育成や意識改革を進め、物心ともに豊かな生活の実現と県民幸福度の底上げを目指します。

この8年で世界に誇れる“ふじのくに”は着実に前進
次の4年で総仕上げ!

川勝平太氏のページ


みぞぐち のりこ

みぞぐち紀子

みぞぐち のりこ

  • 所属・職業等:無所属・バルセロナ五輪女子柔道銀メダリスト
  • 性別:女性
  • 生年月日:1971年7月23日

みぞぐち紀子氏のページ

略歴

  • フランス柔道連盟ナショナルコーチ
  • 静岡文化芸術大学講師
  • 静岡県教育委員会委員長

政治理念・立候補の動機

自由と民主主義を守り、日本と静岡を愛するという心を大事にします。
自由な経済だが、公共投資を積極的に実施する自治体こそ、民間に活気を与えます。

立候補の動機は次の通り。

第一に、教育現場の崩壊。全国学力学習調査で成績が悪かった小学校の校長名を公表するなど、威圧的な態度が教育現場を委縮させました。暴力行為、いじめ、不登校などは、全国ワーストクラスです。

次に、知事の静岡市長に対するパワハラともとれる高圧的な態度が、県民に不快感を与えています。市と県の連携がなく市政、県政の停滞の原因となっています。その結果、最近の内閣府の報告によると平成26年度の実質経済成長率はマイナス3%で全国最下位です。

第三に、人口減少が全国ワースト4位です。この素晴らしい静岡が何故?

これでは静岡県はダメになってしまう、その危機感が、私を奮い立たせました。県民のみなさまとともに県民の目線によるバランスの取れた政策で、静岡県を元気にします。

主な政策

  • 1 県民目線を貫き、県議会や市町と議論しまた協力し、共に歩む県政運営を行います。
  • 2 安心安全な防災はもちろん公共投資を拡大し、積極的な財政運営にシフトし、静岡県経済を立て直します。
  • 3 女性目線からの子育て、教育環境、福祉介護の充実整備を実現します。
  • 4 オリンピック選手の経験を活かし、スポーツ王国静岡の復活を実現します。
  • 5 浜岡原発の再稼働は、厳しい条件がクリアされなければ行いません。
  • 6 浜松市に計画されている静岡県営野球場は、浜松市議会の調査研究を待ち尊重しますが、野球が普通にできる環境でない野球場には反対です。
  • 7 一部の大企業に左右される県政運営はやめ、中小企業・小規模事業者に開かれた経済政策に切り替えます。

主な政治実績

政治はまったくの新人です。しいてあげれば、静岡県教育委員を6年務めたことです。最後は教育委員長でした。

県民へのメッセージ

私・溝口紀子は、静岡県磐田市に生まれ地元の福田小中学校を出て、県立浜松西高に進みました。生粋の静岡生まれ静岡育ちです。ふるさと・静岡県を愛する気持ちは誰にも負けません。
とりわけ私は日本の武道文化に興味を持ち、学問と武道を両立させようと鍛えて来ました。お陰様で、選手時代にはバルセロナオリンピックで銀メダルを獲得することができました。静岡県に戻りスポーツ社会学の研究者として志しながら、フランスナ柔道ショナルチームのコーチとして日本とフランスの架け橋になれるよう努めてまいりました。
また帰国後は大学教員として静岡に戻りました。スポーツ社会学の研究者としてトレーニングを積んで博士号の学位を修得しました。

静岡県を元気に大刷新するための政策として、3つのSを重点事項とし、2つのSを手法として掲げます。

まず1つ目のSはスマイルで、県民を笑顔にすることです!それには経済発展と子育て・福祉の充実です。インフラ整備を進め、流通を活性化し大小を問わず地場産業の継承と育成を図ります。
また子育て・福祉を充実させます。子育て支援策としては県下子どもの医療費無料化をすることです。

2つ目のSはセキュリティで県民の暮らしを守る安心・安全な県づくりを進めます。
地震・津波対策を最優先課題として、1%しか進んでいない防潮堤整備を、スピード感を持って取り組みます。

3つ目のSはスポーツです。誰もがスポーツをもっと楽しめる環境を整備し、スポーツ文化の醸成をめざします。インフラの整備も求められますので、2020東京五輪・パラリンピックに向けた持続可能なスポーツ施設のリノベーションを行い、将来は静岡県ドームの夢を叶えたいと思います。

このようにサスビナビリティー(持続可能な)ストラテジー(方策)で静岡を大刷新します。
刷新か継続か! その選択です。私・溝口紀子とともに、静岡大刷新しましょう。皆様の熱い声援を溝口紀子にお与えください。

みぞぐち紀子氏のページ

公開討論会

中部会場(6月7日)

西部会場(6月5日)その1

西部会場(6月5日)その2

西部会場(6月5日)その3