4月9日投開票の秋田県知事選が3月23日に告示されました。3選を目指す現職の佐竹敬久氏に対し、元参議院議員の寺田典城氏、元秋田県議会議員の山内梅良氏が立候補しました。
政くらべでは、各候補に事前にプロフィールや政治理念・政策などの情報提供をお願いしました。回答いただきました候補者の情報を掲載しています。まだ情報をいただいていない候補もありますが、情報をいただき次第掲載していく予定です。
投票の際の参考にしていただければ幸いです。
秋田県知事選2017の立候補者一覧
略歴
大仙市生まれ。横手高校、早稲田大学を卒業後、民間企業役員、横手市長、秋田県知事、参議院議員を務めた。
寺田典城氏からのメッセージ
このたび知事選挙に立候補表明した時、「今更なぜ」と言われました。様々な方々に立候補するよう呼びかけましたが、どなたも手を挙げてくれませんでした。無競争では県民の皆様が県政に参加する機会が失われ、秋田県の民主主義の崩壊につながります。今の私に何ができるのか、悩み抜いた結果、選挙に出て戦うことが私を政治家として育ててくれた県民の皆様への「恩返し」になるのでは」ないかと思いました。
今の秋田県は農業、工業、商業、観光どれも最下位になってしまいました。佐竹さんの8年間の県政を見ておりますと、これまで何をしたのか、これから何をしたいのか、よくわかりません。
県議会でも馴れ合いの議論ばかりで、仲良しごっこの明け暮れです。
このままの県政で良いのか、私はこのような馴れ合い政治を変え、秋田を変えます。
市長、知事、参議院議員の経験を生かし、秋田県の発展と改革のために、この身を捧げる覚悟で、全力で頑張ります。
政治理念・立候補の動機
- 政治理念
- 公正で明るく解放的な県政を進める。そのため徹底した情報公開を進め、常にオン・ザ・テーブルで議論をし、県民参加型の自由な政治を実現します。
- 立候補の動機
- 無競争では県民が県政に参加する機会が失われ、秋田県の民主主義の崩壊につながる。秋田県は農業、工業、商業、観光、どれも最下位。佐竹県政の8年間を見ていると、これまで何をしてきたか、これから何をしたいのか、わからない。このままでは秋田はしぼんでしまう。活力を失ってしまう。秋田を変える。
主な政策
秋田を変える5つの約束
人口70万人時代を見据えて、モノより人にお金を使う政治を行います。
自らの給与・退職金を50%カットし次世代のために使います。
- 1.子どもと子育て世帯のために ~教育・子育て環境日本一を実現します~
- ○教員の大幅な新規採用
- ○保育料の完全無償化
- ○教育改革(小中一貫教育8年制、高校4年制)を提言
- ○海外留学などグローバルな人材育成
- 2.若者のために ~夢がかなう秋田、楽しめる秋田を創ります~
- ○プロスポーツの支援とトップアスリートの育成
- ○アーティストの育成と活動支援
- ○秋田版シリコンバレープロジェクト(IT人材の育成)
- ○ドリームアップ事業の創設(返済不要の海外資金チャレンジ資金)
- 3.働く人たちのために ~賃金アップ・待遇改善に直結する政策を実現します~
- ○秋田のコメ復活プロジェクト
- ○県内発注の強化(公契約条例の制定)
- ○介護、保育、非正規雇用者等の賃金・待遇改善
- ○サービス産業全体(観光業含む)の底上げ
- 4.シニア世代のために ~暮らしの安全を取り戻します~
- ○公共交通の維持・充実
- ○医療・介護体制の整備(待機高齢者ゼロ、24時間見守り)
- ○健康づくり県民運動の推進
- ○安定的な年金制度構築に向けた提言
- 5.すべての人のために ~誰もが生きやすい社会を創ります~
- ○公正でオープンな行政の「見える化」
- ○地域社会・企業・行政での男女クオーター制推進
- ○貧困の連鎖を断ち切る共生社会づくり
- ○秋田のダイバーシテ(多様性)運動の推進
これまでの政治実績
全国をリードした寺田県政12年
食糧費不正問題など負の遺産の清算からはじまり、人への投資と行政改革、未来を見据えた事業に力を注いだ12年。
- 食糧費問題の全面解決、破綻公社の処理
- 全国初の30人学級実現、学力日本一達成
- 全国初のエコカー減税実施
- 全国初の新直轄方式で高速道路を整備・無料化
- 全国初の公立大学法人「国際教養大学」の開学
- 男女共同参画推進条例の制定
- 全国初の認定こども園の設置
- 全国トップクラスの行政改革を実現
- 第1子からの保育料半額助成を実施
略歴
- 昭和22年11月15日 仙北市角館町生まれ
- 昭和41年3月 秋田県立角館高等学校卒業
- 昭和46年3月 東北大学工学部卒業
- 昭和47年3月 秋田県庁入庁、工業振興課長、地方課長、総務部次長歴任
- 平成13年7月 秋田市長初当選
- 平成17年7月 秋田市長再選
- 平成17年8月 秋田県市長会会長
- 平成18年11月 政府税制調査会特別委員
- 平成19年7月 地方制度調査会委員
- 平成19年6月 全国市長会会長就任
- 平成21年4月 秋田県知事初当選
- 平成25年1月 全国知事会文教環境常任委員会委員長就任
- 平成25年4月 秋田県知事再選
佐竹敬久氏の政治姿勢
いわゆるパフォーマンス型の政治手法は長続きせず、時には改革に向けトップダウン型の手法が必要な場合もあるが、独断専行型は次の時代に元に戻りがちになることが多い。
継続する真の改革とは、論理的・物理的根拠に加え、県民の日常的感覚からの思いを受け止め、必然性と幅広い合意のもとに進めるべきであり、自分は自らの政治実績を際立たせることを避け、あくまで成果がどうなるのか、という政治姿勢を貫いていきたい。
主な政策
~佐竹のりひさがめざす ふるさと(秋田)づくり~
- 若者や女性に将来性のある職場づくりを
- 自動車、航空機、風力発電など自然エネルギー産業の拠点づくり、女性の感性を活かせるデザイン、文化芸術産業の振興
- 米依存からの脱却、枝豆日本一に続くネギ、花、シイタケなどメガ団地の全県展開
- 大規模肉用牛団地で儲かる畜産業づくり
- 木材高度加工研究所充実による木材県復活
- 大型クルーズ船、大館能代空港へのLCC便就航による環境産業の拡大
- 日本一の子育て教育県へ、元気な高齢県へ
- 一層の保育料の低減、保育士の待遇改善
- 小中学少人数学習を活かし英語力日本一に
- 全国初の高校小人数学習と老朽校舎改築
- 県立大学、国際教養大学の一層の充実
- 出前授業などで教育面の所得格差是正
- 健康寿命日本一をめざし県民運動の大展開
- 日本一の循環器医療センターの全県展開
- 介護施設の整備と介護職員の処遇改善
- 若者にもお年寄りにも楽しい秋田に
- 若者からお年寄りまで楽しめる東北一の新文化ホールの整備
- 県民プロチームの強化に向けた、サッカースタジアム、大規模アリーナの実現
- 高速道路の完全開通と国道101、104、105号など主要国道の高速化
- 国の検討開始に合わせ羽越、奥羽新幹線実現に向け県民運動展開
主な政治実績
思い切った発言により、米作偏重の農業構造の改革をリードしたほか、国への強い要請活動で高速交通網の全線開通の目処を付けたほか、秋田港の大幅な機能向上も実現させた。
また安倍総理に直言し、地方国立大学法人への交付金の増額に結び付けた。
県内105ヵ所で期日前投票所が可能
当日は予定があり選挙に行けない方も投票できる、期日前投票所・不在者投票所が3月24日~4月8日まで開設されています。秋田県民のみなさんは、ぜひ投票に行って、自分の住む県のリーダーを決める一票を投じましょう!
時間は、原則として午前8時30分~午後8時までですが、投票所によって投票できる時間が違います。詳細は下の投票所一覧よりご確認ください。