実は国民の借金は減っている！？
少し前に新聞やテレビを賑わしていた、国民一人当たりの借金ですが、実は、その借金がどんどん減っているのを知っていますか？
ニュースサイト、ブルームバーグではこんな記事が掲載されました。
「日本の政府債務残高、実は世界最速ペースで減少」
殆どの方が知らないのでは無いかと思いますが、実は借金大国日本は、今や世界で1番早く債務が、つまり国民一人当たりの借金が減っているのです。世の中では、社会保障費の増大や人口減少が続き、消費税を増税しないといけない、という話でしたが、実情は少し違うようです。
これを見て、もう大丈夫だ！ と、思う方もいるかもしれませんが、それは、少し違います。
今は本当に債務削減に関しては、素晴らしい流れになってはいますが、この流れはいつまで続くかは分かりません。
債務削減は異次元の金融緩和のおかげか？
債務が世界で1番早く減っているのは、異次元の金融緩和と、マイナス金利のおかげだと考えられます。
異次元の金融緩和によって日銀が日本国債を買い入れ、債務を圧縮、そして、マイナス金利によって借金の支払い金利を削減しつつ、日銀自体の収益を上げました。
ただこれは、サラリーマンの私の目から見ると、国民一人一人が銀行に預けた預金に対して、マイナス金利を徴収し、その費用の効果の恩恵で国債を圧縮している。つまり、みんなで国の借金を返している状態なのではないかと思えます。
これが良いのか悪いのかは分かりませんが、国民の中でこの部分を理解している人は少ないのでは無いかと思います。
社会保障費は見直しが決まったそうです。
消費税の増税延期の際に、安倍総理が増税予定の通りの社会保障制度はできないと、はっきり言っていました。その為、これから社会保障制度の見直しが行われると思います。
しかし、国民一人当たりの借金は減っているのに、消費税を増税しないから、社会保障制度の見直しを行う、というのは全体が見えている人からすると、何だか不思議な感じもします。
しかし、ここに私は明確なメッセージを感じます。
恐らくは、ここで国の借金を確実に減らし、今後は借金に頼らない財務体質にし、税金内で賄えるようにしたいと、思っているのではないでしょうか？
ちゃんと個人の意見を持った方が良いと思います。
このままの流れでいけば、日本の借金は2~3年後にはGDPに対して100%にまで削減されます。
現在の債務がGDPに対して177%なので、これは驚異的な数字です。何とか、債務を持続可能な範囲まで削減し、将来の世代の負担を減らして行って欲しいと、私は思っています。
そして、この債務削減の流れを継続できる政党に投票していこうと思っています。
この意見を強制する気はありませんが、私が思うに日本国民は、もっと日本の未来について考え、自分の意見を持つべきです。
この日本の借金のことにしても、誰かが何とかしてくれると思っている方が大半だと思います。
しかし、それではいずれ何か大きな問題が起こることも考えられます。一人一人のしっかりとした意見が、日本の未来を創るのだと思います。
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