過去の発言も見直そう

選挙演説を聞いていると、どの候補者も良さそうな話ばかりをしています。そのため、話を聞いていても適切な候補者を選ぶのが難しいことが多いものです。新人候補の場合は、その時点での話を聞くしかありませんが、現職の候補については過去の発言を見直すことが大切です。

勢いに乗せられないようにする

選挙演説を初めて聞く人は、候補者が過激な発言をしていることが度々あることに驚くものです。しかし、その勢いに乗せられてしまうと、冷静な判断をすることができなくなってしまいます。
なんとなく良さそうだと思った発言があっても、すぐに信用してはいけません。そのまま投票に行くわけではないので、じっくりと考え直すようにしなければならないのです。

帰宅してから、その候補者や所属政党のウェブサイトを見て、より具体的な政策を見極める必要があります。一度の演説で投票することに決めてしまうと、本当に自分にとって最適な候補者に投票することができなくなってしまうことが多いです。
選挙演説というのは、とにかく聴衆に聞いてもらう必要があるものなので、ところどころで誇張した表現が用いられています。

過去にどのような発言をしていたかが重要

選挙が行われる時点で争点となっていることについて、どの候補者も口にしています。

予備知識がないまま演説を聞いていると、たいていの候補者が良いことを言っているように思えてきます。
確かに、新人の候補者の演説であれば、その時点での考え方を聞いて判断するしかありません。
しかし、現職候補の場合は違います。前回や前々回の選挙で、どのような発言をしていたのかを確認してみることが大切です。以前から一貫した主張を繰り返している候補者であれば、発言内容に信憑性があります。ところが、中には前回とは全く違う発言に変わっている候補者もいるのです。明確な根拠があって発言内容を変えたのか、当選するために有利な発言をしているだけなのか、じっくりと見極めなければなりません。

後者のタイプの候補者に投票してしまうと、大きな失敗になってしまいます。

争点は1つだけではない

選挙演説では、重要な争点については時間をかけて説明しているものです。

しかし、どの選挙であっても争点は1つではありません。国会では、常にさまざまな政策を議論し、新たな法律を作るように努力していかなければならないのです。

1つの政策のことばかり主張している候補者は、他の政策に関する知識をあまり持っていない可能性があります。特定の政策だけしか議論できないようでは、とうてい国会議員は務まりません。しっかりと幅広い議論をすることができる候補者を選ぶためには、複数の政策について深い知識を持っているかどうかを見ていくことが大切なのです。

演説を聞く際に、複数の争点を取り上げて持論を展開している候補者を選ぶようにすると、選挙での失敗を防げるようになります。

野党の連携には要注意

国会において与党が圧倒的多数を占めている場合、野党が連携して与党に対抗することがあります。

しかし、政党はそれぞれ異なる主張を持っている団体のはずです。簡単に連携することができるわけがありません。本当に連携することができるのなら、1つの党として合体することができます。

連携しようとしている野党があったら、それぞれの主張を比べてみなければなりません。かなり大きく主張が異なっているのに連携しようとしている場合、単に選挙目的で集まっているだけの可能性が高いです。
このような野党の候補者を当選させてしまうと、選挙が終わった後の政治が混乱してしまいます。ただし、国民のための連携なら大いに歓迎できることなので、見極めが大切です。

田村久雄

田村久雄

埼玉県在住の30代男性、独身の会社員。学生時代から政治に関心を持ち、選挙には必ず投票するように心がけている。政党名で選ばず、個人の考え方を重視する。

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