今回の選挙では争点としてあまり取り上げられない、年金・医療・介護・福祉といった社会保障関連の公約ですが、有権者の関心は非常に高くNHKの世論調査では、最も重視する政策課題は「社会保障」が29%で、「経済政策」の18%、「外交・安全保障」の15%を抑えてトップという調査結果があります。
医療や福祉の分野も規制緩和し、株式会社などを参入させるべきという考えの日本維新の会や、最低保障年金制度を訴える社民党など、各党で大きく考え方が違います。
自民党 |
- 地域包括ケアシステムの強化。
- 基礎年金2分の1国庫負担の下、厚生年金の適用拡大や就労と年金受給の選択の多様化等を進める。
- 法整備も含めた受動喫煙対策。
- データヘルスを推進し、医療におけるICT、IoT、AIの活用を進める。
- 公共交通、道路、建築物等のバリアフリー化を推進。
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公明党 |
- 地域包括ケアシステムの構築を加速。
- がん検診受診率50%以上の達成を目指す。
- 「年金生活者支援給付金」の前倒し実施を目指す。
- 健康・活動寿命の延伸。
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希望の党 |
- ベーシックインカム導入
- 医療・介護・障害福祉の世帯ごとの自己負担を合算する「総合合算制度」の導入。
- 遺伝子データ分析の飛躍的改善により、予防医療強化、健康長寿を実現。
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立憲民主党 |
- 介護職員の待遇改善・給与引き上げ、診療報酬・介護報酬の引き上げ。
- 医療・介護の自己負担軽減。
- 障害者差別解消法の運用強化、手話言語法制定の推進。
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日本維新の会 |
- 遠隔医療の普及、電子カルテ化の推進。
- 混合診療の解禁。
- 医療法人、社会福祉法人の株式会社参入。
- 公的年金制度は積立式に移行。受給と負担をバランスさせる。
- 医療費の自己負担割合は年齢ではなく所得に応じて差を設ける。
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共産党 |
- 社会保障削減を中止し拡充へ転換。
- 診療報酬の引き上げ。
- 特養ホームなど介護施設を増設。
- 障害者・児の「応益負担」を撤廃し無料化を推進。
- 受動喫煙の全面禁止に向けた法改正。
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社民党 |
- 基礎年金をマクロ経済スライドの対象外とし、年金積立金の運用も低リスクに。
- 将来的に「最低保障年金制度」をつくる。
- 歯科医療の保険適用を拡大。
- 認知症基本法の制定。
- 地域包括ケアシステムの実現。
- 特養ホームの増設。
- 障害者差別法の徹底。
- 「手話言語法」の制定。
- 診療報酬・介護報酬の抜本的見直し。
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日本のこころ |
- 混合診療の解禁、医療費自己負担割合 の一律化を検討。
- 生活保護制度を見直し、給付付き税額控除制度の導入による最低所得 保障と一体化を図る。
- 高所得者、高資産家等への年金、医療費の負担の適正化。
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幸福実現党 |
- 公的年金の支給開始年齢を75歳に段階的に引き上げる。
- 年金制度の積立方式への移行を検討。
- 現行年金制度の維持が困難な場合は破綻処理を行う。
- 医療分野に市場原理を取り入れる。
- 生活保護制度の抜本的見直し。
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新党大地 |
- 基礎年金部分の全額税負担。
- 介護士の所得アップと待遇改善。
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政くらべ「世論調査」