憲法改正で国民の意識を改正しよう

憲法改正は、憲法を正しく運用する為には必要です。何故なら今の憲法には、正しく運用するのには不都合な所が沢山存在するからです。しかし今まで解釈で上手くやってこられたのに、今更変える必要があるのかも疑問に感じてしまいます。

そもそも憲法とは何か

憲法改正の機運が高まってきました。しかし、そもそもそれ以前の問題として、憲法を正しく理解している人がどれくらいいるのかが私は疑問です。私自身、つい最近まで大きな勘違いをしていました。まずはそこの確認をしっかりしておかなければならないと感じます。

憲法典というのは国家体制を定め、政治体系を書き記したものですが、何故か『政治家を縛るもの』という認識の人がいます。確かに戦勝国であるGHQが日本を縛る為に作った押し付け憲法ではありますが、何もそのまま受け取る必要はありません。

『日本とはどんな国で、どういう運営をしているのですか?』その質問の解答を書いてあるのが憲法典で有り、一般的に言われている憲法というものです。そして憲法とは、国家国民の利益の為にあるものなのです。

本来あるべき憲法とは

今の日本国憲法は、矛盾だらけのおかしな憲法と言われています。では、本来どうあるべきものなのでしょうか。順番に考えていきましょう。

まず憲法典には、日本の国体を定めます。日本とはどういう国でしょうか。簡単に一言で言えます。『天皇陛下がいて国民がいる国』。これだけですべてが伝わります。

何故なら日本という国は世界一長い歴史を持った国であり、国体をわざわざ説明する必要がないくらい成熟しているからです。だから国体に関しては、憲法にそれだけ書いてあれば本来は問題がありません。皇室に関する細かい取り決めは、皇室典範によって別に定められています。国体は皇室典範で、政体は憲法でというスタイルで日本という国は成り立っているのです。

政体に関しても当然長い歴史の中で成熟してきています。明治から民主主義に変わったとはいえ、長い歴史の中でほぼ変わっていないものがあります。天皇陛下の権威によって政治家は権力を与えられ、国民の為に祭りごとを行っていくという形です。

これは今の日本国憲法でも、大日本帝国憲法や江戸時代でも同じです。江戸時代以前は武力による戦いによって政治の代表者が決められたりしていますが、明治以後は選挙による戦いによって決めるようになっただけですね。つまり『殺し合いを止める為に、代表者を決める戦いのルールを定めた』わけです。それが憲法の本来あるべき理由です。

『日本とはこういう国で、政治代表者はこうやって決めて、こういうルールで国会を運営し、細かいことは法律で定めます。』日本ほど成熟している国家なら、憲法に書くことはこれだけで十分なのです。イギリスのように憲法典を持たない国もあります。日本も無きに等しいもので十分でしょう。

憲法とは歴史文化伝統そのものであり、あたり前のことはあえて書く必要がありません。重要なことだけ押さえておけばいいのです。それ以外に必要な要素を挙げるとしたら、『どの政党が与党になり、誰が総理大臣になっても問題がない』ようなルールにすることですね。その内容に関しては以前に話したことがあるので割愛します。少しだけ触れるとしたら、天皇陛下の権威は国家国民を守る為にあるという所でしょうか。

憲法改正は必要なのか

今の日本国憲法は、憲法の本来あるべき形ではありません。だから『憲法を正しく運用しよう』と思ったら、改正は必要です。しかし、今まで上手くいっていたものをあえて変えるのも抵抗があります。イスラエルでは、ムスリムのコーランを変えることができない為、国益の為に都合よく解釈することで上手くやっています。

日本でも同じように、『憲法を都合よく解釈して運用していけば良い』という意識を国民が持てば、改正は不要でしょう。ただ残念なことに、国益よりも憲法典の文字を大切にする政治家もおられるようですし、やはり改正は必要なのかと思います。その場合、概ね全てを見直してシンプルで分かりやすいものにする必要があるでしょうね。

この機会に国民が、憲法とは何か、日本の歴史文化伝統を再確認できれば、もうそれが憲法改正に等しいもとなるのではないでしょうか。今の憲法のおかしな所も理解できると思います。自由な国と言っても、あくまでルールの上での話です。人権ももちろんルールあってのものです。完全な平等なんてこの世には存在せず、あくまで公平という意味です。そういった現行憲法のおかしな所を国民が理解していれば、そのままでも全然問題はありません。

憲法改正は、国民がしっかりとしてれば単なる儀式となるでしょう。しっかりとしていなければ、改正ではなく改悪となり得ます。さて、憲法改正は必要でしょうか。最も大切なのは、憲法改正をネタに日本や憲法に対する国民意識を高めることなのだと、私は思います。

秋華

秋華

東京都在住、40代の男性。芸能関係の仕事をしています。個人ウェブサイトを運営しており、『秋華』という名前で軽い記事を書き続けています。 http://info.syuka.com